タロットカードのデッキの種類。世界で一番普及しているタロットカードや最古のタロットカードについて

タロットカードのデッキの種類。世界で一番普及しているタロットカードや最古のタロットカードについて

タロットカードは現在、たくさんの種類が売られています。

世界で一番スタンダードなカードはイギリスのライダー社から発売されているウェイト版のタロットカードですが、それ以外にも有名なタロットカードはたくさんあります。

今回は、世界的に有名なタロットカードデッキをご紹介します。

 

◆世界でもっとも普及しているタロットカード

ウェイト版タロットカード(ライダー版)は1909年にイギリス・ロンドンのライダー社から発売されたタロットカードです。

このカードが世界で一番売れたタロットカードとして有名です。

 

ウェイト版タロットカードはイギリスのオカルト研究家で作家のアーサー・エドワード・ウェイト氏が企画し、イラストレーターのパメラ・コールマン・スミス女子との共同デザインにより作られました。
参考にしたのは16世紀のイタリアで作られたソラ・ブスカのタロットカードと言われています。

 

ウェイト版タロットカードの特徴は、

小アルカナカードもすべて絵札として描かれていること。

大アルカナカードの 「Ⅷ 正義」と「Ⅺ 力」が入れ替わっていることがあげられます。

 

このカードが販売された後には、このカードの絵を模してたくさんのタロットカードが作られました。

 

アーサー・エドワード・ウェイト 1857年~1942年
アメリカ生まれ、イギリス育ち。
神秘学結社「黄金の夜明け団」や「英国薔薇十字協会」に所属し
神秘学、秘教、魔術に関する多数の著書がある。タロットカードの展開法のひとつケルト十字法の発案者でもある。

パメラ・コールマン・スミス 1878年~1951年
イギリス生まれ、ジャマイカ、ロンドン、ニューヨークで育つ。
ニューヨークの芸術学校で画を学び、その後ロンドンでデザイナーやイラストレーターとして活躍。

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◆世界で一番古いタロットカード

現存する最古のタロットカードは1445年頃にミラノ公フランチェスコ・スフォルツァが画家ボニファキオ・ベンボに命じて作らせた「ヴィスコンティ・スフォルツァ版タロット」と呼ばれているものです。

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ヴィスコンティ・スフォルツァのキャリー・イェール版の女帝のカード

このタロットのシリーズは現在15デッキあることが確認されていますが、全てがそろっているセットはなく、何かしらのカードが欠けています。

「ヴィスコンティ・スフォルツァ版タロット」のなかでも有名なものが3つあります。

・キャリー・イェール版
キャリー家からイェール大学に寄贈されたタロットカード。このタロットカードは1445年頃に製作されたとみられ、このカードが世界最古のタロットカードと言われています。

・ブレラ・ブランビラ版
ヴェネツィアでこのタロットカードを取得したジョヴァンニ・ブランビラの名前にちなみ名付けられた。1463年に制作されたタロットカード。

・ピアポント・モルガン・ベルガモ版
コッレオーニ・バリオーニ版ともフランチェスコ・スフォルツァ版とも呼ばれる。
1451年前後に制作されたタロットカード。

 

 

この時代のタロットカードは王侯貴族によるオーダーで作られているので、すべて手書きで描かれており、金彩や銀彩などの豪華な装飾が施されています。

◆カードがすべてそろっている最古のタロットカード

ソラ・ブスカのタロットと呼ばれている物が完璧な形で確認された最古のタロットカードです。

ソラ・ブスカのタロットカードの錬金術師

ソラ・ブスカのタロットカードの錬金術師

 

このタロットカードは1490年頃に制作され、イタリアのソラ・ブスカ家が所有していました。

1907年にイギリスの大英博物館でこのカードの複製が公開されました。

この時、ライダー版タロットの企画をしたウェイト氏がこの展示を見て、ウェイト版タロットの参考にしたのではと言われています。

残念ながらこのソラ・ブスカのタロットのオリジナルは、のちの大戦で焼失してしまいました。

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◆ヨーロッパで長く使われていたタロットカード

16世紀から18世紀ころのヨーロッパで大量生産されていた図柄のタロットカードがあります。

それらのタロットカードはマルセイユで制作されていたものが多いので総じて「マルセイユ版タロットカード」と呼ばれています。

・代表的なマルセイユ版タロットカード

ジーン・ノブレ版
ジーン・ノブレが1650年ころパリで制作したタロットカードです。マルセイユ版タロットの最古のものと言われています。

ジャック・ヴィーブル版
ジーン・ノブレ版と同じ1650年ころの作品と言われています。こちらはフランスのリヨンで制作されました。マルセイユ版ではなくフェラーラ系のタロットとも言われています。

ニコラ・コンヴェル版
ニコラ・コンヴェルが1760年にフランス・マルセイユにタロットカード印刷所をつくり、そこで生産されたタロットカード。フランス中で絶賛されたこのタロットカードはマルセイユがタロットカードの生産地として発展するきっかけとなりました。この印刷所はのちにカモワン家が引き継ぎます。

グリモー版
バプティスト・ポール・グリモーが1848年にフランスで創業したカード制作会社(フランス・カルタ社)が作ったタロットカード。日本で初めて普及したマルセイユ版タロットがこのグリモー版。

カモワン版
1880年にニコラ・コンヴェル版を基にしてあらたに作られた版。印刷機械により色が変更されました。機械では赤、青、黄、肌色の4色しか印刷が出来なかったので、ほぼその4色でまとめられ、絵も簡素化されたタロットカードになりました。1998年には1760年当時の復刻版を発表しています。

いかがでしたか?

タロットカードのデッキの種類の由来を知ると、タロットカードも選びやすくなり、タロットカードリーディングもより深く読み取れると思います。

ぜひ、ご自分にあったタロットカードデッキを探してみてくださいね。